平成23年9月定例会  一般質問

10月3日



situgi

1.埼玉県のエコ施策について

(1) エコタウンに向けて

gikai-situmon県民はエコタウンという言葉のイメージとして未来に希望を持ち、子どもたちが住みよいまちづくりであろうと期待している。そこで、知事の考えるエコタウンの構想をお聞きしたい。

gikai-kaitouエコタウンは環境に優しく、エネルギーの地産地消を具体的に進めるモデルとして全国に発信できるような街づくりをしたいと考える。
具体的には、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー、LED照明などの省エネ設備の導入を進めるとともに、蓄電池なども備わったスマートグリッドを整備していきたい。先端技術の導入や、太陽光パネルを一気に普及させる取組など、ハード・ソフトの面で埼玉らしさというものを工夫していきたい。

(2) エコリフォームについて

gikai-situmon県が作成したパンフレット「エコリフォームのすすめ」は、わかりやすく説明されているが、知らない方も多く広がりが見えていないと考えるが、どうか。

gikai-kaitou県では、「エコリフォームのすすめ」という、太陽光発電などによるエネルギーの創出から、断熱性能向上などの省エネルギー対策まで、幅広く改修のポイントを取りまとめたパンフレットを作成し、リフォーム事業者への配布や県政出前講座のテキストとして活用し、エコリフォームの周知に努めてきた。
今後は、住宅展示場、市町村窓口などパンフレットの配布窓口を増やすとともに、概要版の作成や、リフォーム事業者の研修会のテキストで活用するなど、さらなるエコリフォームの意識の醸成に努める。

gikai-situmonエコタウン化を推し進めるひとつの手段としてエコ限定のリフォーム助成をすべきと考えるがどうか。

gikai-kaitou県では、エネルギー創出の観点から、既存住宅に対する太陽光発電などの機器設置に対して助成制度を設け、積極的な普及に努めているが、省エネルギー効果を十分に発揮するには、住宅全体の断熱性や気密性の向上など建物本体のリフォーム工事が必要となる。
今後、エコリフォームの実態を把握するとともに民間の金融機関などの意見を伺いながら、効果的な支援のあり方について検討する。

2.ヘリサインの整備について

gikai-situmon災害時、緊急時にヘリコプターの着陸の目印となるヘリサインについて、夜間のヘリサインの有効性に向けて取り組むべきと考えるが、いかが。

gikai-kaitou夜間飛行時の視認性確保は、安全な飛行とともに災害状況の把握や救出救助の迅速化のために重要な要素。反射フィルムを使用したヘリサインは、機体の照明に反射し、より効果は増すものと思われるが、防災ヘリコプターの夜間着陸の安全性確保については、上空からの視認性確保のみならず、地上誘導員の配置が大きな役割を果たしている。
今後、夜間での反射フィルムを使用したヘリサインの有効性について、防災航空隊のパイロットや地上誘導員など現場職員の意見も参考としながら、コスト、耐久性、費用対効果も含め、幅広く検討する。

gikai-situmonまた、塗料の風化により文字が消える可能性が高いが、現状の管理体制はどうなっているか。

gikai-kaitouヘリサインは、常に直射日光や風雨にさらされ、年月の経過とともに、塗料の劣化が懸念される。
文字が不鮮明になる前に再塗装をして適切な状態を維持できるよう、施設管理者に対し要請をしていく。

gikai-situmon市町村別では、整備されていない市町村もあるが、今後、ヘリサイン空白地帯への整備をどう考えるか。

gikai-kaitou秩父、比企地域などは、県南地域に比べヘリサインが尐ない状況にある。 ヘリサインの空白地帯を解消していくことは、重要な課題。区域内にヘリサインがない小鹿野町、滑川町などにおいて、早急に、整備するよう働きかけていく。
さらに、災害対策本部を設置する庁舎にヘリサインを表示している市町村は、現在、5市にとどまっているが、早急に表示するよう指導する。

3.結婚応援団について

gikai-situmon先日視察に行った奈良県では、独身男女に出会いの場を提供する取組を行っている。すでに28県が実施または予定しているが、本県の導入に向け、知事の御所見を伺いたい。

gikai-kaitou首都圏では、既に多くの民間企業が事業として展開している。埼玉県だけでも200の企業があって、東京都では500弱の民間企業がそれをやっている。
また、県内の多くの市町村などが創意工夫を凝らし、結婚相談事業や出会いのイベントなどを行っている。県内市町村にこうしたものをより多く紹介することでそれぞれの市町村の取組を支援する方が得策と考える。

4.保育ママ制度の普及について

gikai-situmon期待される保育ママ制度を広めるため、保育ママ認定のために市町村が行う研修を県が積極的に支援し、保育ママを県内に広めていくべきである。

gikai-kaitou最初に制度を導入する志木市では、本年11月から開始する予定となっている。
保育ママは、待機児童の多い2歳以下の児童を受け入れる保育サービスとして有効なものと考えているが、その実施に当たっては、市町村が保育の実施者に専門的な研修を行う必要がある。 県では、市町村の負担の軽減を図るため、保育ママを希望する市町村が共同で効率的・効果的に研修ができる仕組みを構築し、市町村が保育ママ制度を円滑に導入できるよう、積極的な支援、普及拡大に努める。

5.乳幼児自閉症チェックリスト(M-CHAT)の活用について

gikai-situmon発達障害の早期発見、早期支援に向けた、1歳6か月健診への乳幼児自閉症チェックリスト(M-CHAT)の導入を市町村に働きかけるべきではないか。

gikai-kaitou乳幼児自閉症チェックリストはイギリスで開発され、日本では7年前から研究が重ねられ、これまで全国で5つの市において導入されている。
このチェックリストは、コミュニケーションに課題のあるお子さんを早期に発見し、子どもの社会性を伸ばすことができる。県では、1歳6か月健診に携わる市町村の職員を対象に乳幼児自閉症チェックリストの効果的な使い方などの研修を行っているが、市町村においてこのチェックリストの活用が円滑に進むよう支援する。

6.認知行動療法について

gikai-situmon認知行動療法を広げていくためには、様々なスタッフが必要となるが、心理療法士をはじめ、それらのスタッフの育成に関してどのように考えているのかお聞きしたい。

gikai-kaitou県では、県立精神保健福祉センターにおいて、本年4月から認知行動療法を取り入れたプログラムを実施しているが、御指摘のとおり、精神科デイケア施設で認知行動療法を広げていくためには、心理療法士や精神保健福祉士などの様々なスタッフの育成も必要となる。
研修会のほか、県立精神保健福祉センターで、職員の派遣や見学の受入れを行い、スタッフの育成にも努め、認知行動療法を広く普及させる。

7.動物葬祭業について

gikai-situmon昨年4月、悪質なペット葬祭業者によって、飯能市の山林に多数のペットの死骸が捨てられていたという事件が発覚した。こうした悲劇を防ぐために、動物葬祭業を条例で登録対象にすべきと考えるが、どうか。

gikai-kaitou現在、国においては、ペット葬祭業を動物愛護管理法による登録制とするかどうかを含め、様々な観点から議論がなされている。
県としては、ペット葬祭業者の多くは、県域を越えて事業活動を行っているので、登録制については、法律により全国一律で行われることが望ましいと考える。

gikai-situmonペット葬祭業者の育成についてどのように取り組んでいく考えか。

gikai-kaitouペット葬祭業者の育成については、葬祭内容、料金を明示した文書の交付や、丁寧な説明を行うなど、飼い主とのトラブル防止に積極的に取り組むよう、働きかけていく。

8.埼玉スタジアム2002について

gikai-situmon日本最大のサッカー専用スタジアムである埼玉スタジアムが誕生して10周年を迎える。
今後、埼玉スタジアム2002で国際Aマッチがどんどん開催されるようにするためにどう取り組み、結果を出すのか。

gikai-kaitou埼玉スタジアムでは平成13年の開設以降、年齢制限のない日本代表による国際Aマッチを20試合開催しており、国内のスタジアムでは最も多い試合数となっているが、これまでの実績に満足することなく、様々な機会を通じて、主催者である日本サッカー協会に働きかけている。
今後は、国内で開催される国際試合は一試合でも多く埼玉スタジアムで開催できるよう誘致活動の強化に努める。

gikai-situmon併設のフットサルコートの稼働率向上に今後どう取り組むのか

gikai-kaitouこれまでフットサルコートなどを活用しながら子供向けのサッカースクールやイベントを開催してきたが、今、なでしこジャパンの活躍で、女性のサッカーに対する関心が高まっている機会を捉え、多くの女性にサッカーへの関心を持っていただけるような事業を実施していく。
さらに、フットサルコート利用者等へのアンケート調査を実施し、利用環境の検証を行うなど、より一層の稼働率の向上に取り組む。

9.彩の国ロードサポート事業について

gikai-situmonボランティアによる道路清掃美化活動である「彩の国ロードサポート事業 を継続させるために、活動参加のモチベーションを上げ、達成感を味わえる仕組みが必要と考える。
参加を促進するための工夫・改善について伺いたい。

gikai-kaitouロードサポート制度による活動を継続し、より充実させるために、優れた団体の表彰や、広報紙で様々な活動事例を紹介するなど活動意欲の向上に努めてきた。 ご指摘の子供から大人まで幅広い世代が楽しく参加し、達成感を味わえるような取り組みは、活動参加へのモチベーションを更に高めるために有効であると考える。
こうした取り組みを進めるため、活動団体の方々からの意見や要望も取り入れ、活動の継続や充実につながる工夫や改善をしていく。

10.八ッ場ダムについて

gikai-situmon9月13日に国土交通省・関東地方整備局より、ダム建設が総合的な評価結果として最も有利とする検証結果が出された八ッ場ダムについて、ダム建設再開見通しと決意について知事に伺う。

gikai-kaitou9月26日には1都5県の知事で国土交通大臣に、直ちに本体工事に着手し基本計画どおり平成27年度までの完成を申し入れた。 安心・安全というのは、私が一貫して就任以来、申し上げてきた行政の哲学。
今後とも、利根川流域住民の安心・安全を確保するため、また安定的な水利権を確保するために、強い決意で八ッ場ダム本体工事の早期着工と計画どおりの完成に向けて国に対して強く働き掛けていく。

11.地元問題について

(1)都市計画道路保谷・朝霞線の整備について

gikai-situmon平成26年度に供用開始が予定される調布保谷線に接続する都市計画道路保谷朝霞線の道路幅について調整に難航しているが、このままでは交通問題が深刻化する恐れがある。保谷・朝霞線の今後の進め方について伺いたい。

gikai-kaitouこの道路の整備計画について、県としては、これまでの検討結果から保谷朝霞線を4車線で整備することが適当であると考えているが、地元市からの要望もあるので、現在の計画幅員で整備した場合の、周辺道路や沿線地域に及ぼす影響と対策について、検討することとした。
現在、検討の対象地域や分析方法を定め、渋滞個所の予測などの課題の抽出に向けて作業を進めている。
速やかに検討を進め、その検討結果に基づき、早期の事業着手に向けて地元市と、再度協議を進める。

(2)県道さいたま東村山線(志木街道)の整備についてて

gikai-situmon菅沢交差点から野火止交差点の間で大渋滞が問題となっている「県道さいたま東村山線 の進ちょく状況と今後の見通しについて伺いたい。

gikai-kaitouこの道路の野火止小学校から都県境までの約1.8キロメートル区間については、重点整備箇所として積極的に事業を進めており、現在、用地買収率が80パーセントとなっている。都境から工事を進めており、その工事進捗率は、46パーセントで平成23年度は、菅沢交差点の改良工事を重点的に進めている。
今後も引き続き残る用地買収を進め、用地がまとまったところから順次工事に着手し、早期完成に努める。

(3)都市高速鉄道12号線の延伸促進について

gikai-situmon新座市がその促進に力を入れている、地下鉄大江戸線の延伸である「都市高速鉄道12号線」について、県としてどのように臨まれるのか。

gikai-kaitou平成12年の運輸政策審議会の答申を受け、沿線自治体と連絡会議を設置し、調査・検討を実施してきた。県内への12号線の延伸の実現には、東京都内の光が丘駅から大泉学園町までの延伸が前提となるので、「東京都・埼玉県都市高速鉄道会議」などを通じ、東京都とも積極的に情報交換していく。
その上で県内への延伸のためには、新座市を含む沿線全体で具体的なまちづくりの計画を策定することが必要になる。
今後、まちづくりの計画が策定される際には、県としても専門的・広域的観点から沿線自治体に助言、情報提供などを行っていく。


video-bnr